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装画について

  • 早助よう子
  • 2019年7月21日
  • 読了時間: 1分

このウェブサイトを彩る美しい装画は永田淳さんの手によるものです。同じ絵が、本書にも使われています。打ち合わせでは、「うーん、果物……、野菜かな。何か好きな野菜ありますか?」と言っていた永田さん。最終的には「アスパラかな」ともおっしゃっていたのですが。

ある夜、「あ、豆!」と思いついたわたしの、はりきったメールをご覧ください。



題「野菜」

永田さま

寒いですが、お元気にすごしていらっしゃいますでしょうか。

永田さんにお会いしてから、「野菜」についてずっと考えていたのですが、

わたしはわりと豆も模様が好きです。

くわしくないのですが、

うずら豆とか・・・。


【うずら豆の画像写真】


花豆・・・。


【花豆の画像写真】


とら豆など・・・。


【とら豆の画像写真】

一粒を手にとってぼーっと見てると、かわいいなあと思います。



──このメールへの返事がなかったところを見ると、このときすでに、彼の中では別の計画が深く静かに進行していたのでしょう──


さて、装画は「ケシの花」です。

アスパラも豆も食卓のおいしい人気者、しかし、ケシの花の不穏さ、後ろ暗さこそを目指すべきではないのか。そんな永田さんからの示唆と受け取りました(「いや別に…」という声が聞こえてきそう)。


初めてみた時から現在まで、著者はこの絵を一貫してとても気に入っております。




 
 
 

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挿画(ケシの花)・永田淳

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